食品卸売業は、一般的には生産者が作った商品を仕入れて、小売・販売店に販売、流通させる仕事ですが、島一はベーシックな食品卸売業とは取り組み方が少し異なっています。
また、食品だけでなく地域の工芸品やものづくりの企画・販売支援も手がけています。
売りたい商品について、多面的なアドバイスと営業を実施します。
「良い商品」を作っている生産者のこだわりや「思い」を消費者に伝えるための手段を提案しています。
オリジナルブランド品をつくり、催事や通販サイトでの販売をおこないます。
【メーカーメリット】
計画的な生産ができ、売上げの安定化につながります。口座開設や決裁、手続きの代行なども行いますので、メーカー本来のコア・コンピタンス「良いものづくり」に注力していただけます。
「無(0)から有(1)を生み出す」
既存の商品を販売するだけでなく、体に優しくおいしい商品を作りだす「研究心」を持って、新商品開発に取り組みます。
まじめに良い品をつくることに真剣に取り組んでもらえるメーカーとタッグを組みます。こまめな打ち合わせと「追求心」を尊重し、製造を依頼します。
自然環境に配慮したデザイン資材を極力使用します。また、無理無駄のない在庫管理をすすめます。
北海道から沖縄まで、全国どこでも。お客さまの望んだ商品が届けられるように、百貨店・量販店をふくむ幅広いネットワークを構築しています。
常にお客さまの声に耳を掛け、そのご要望を次なる商品開発に生かします。
販売店の立地、生活圏の特徴、希望の売り場づくりへのアドバイスや、買いに来たエンドユーザー(生活者)の意見を聞き取り、商品に反映させます。
メーカーの製品、製造方法などを熟知し、売り場や催事に合った付加価値製品をプロモートします。
エンドユーザーのニーズを察知した
などに対応できます。
解体販売では、自家用に購入したエンドユーザーがインフルエンサーとなり、製品への問合せ、再購入希望や口コミなど、製品のファンやリピーターを増やす2次効果も期待できます。
株式会社島一は「良い製品を造り続けたい」「こだわりのある商品をきちんと届けたい」「地道にコツコツ販売を伸ばしたい」そんなメーカーに島一のノウハウを伝え、パートナーシップを持って応援したいと思っています。
地方には、こだわりをもって良い製品を製造する「メーカー」や「生産者」がたくさんあります。
しかし、販売店の店頭に並べてもなかなか買ってもらえない現状があります。
なぜでしょう?
理由は
などがあげられます。
島一は、どんな売り場(販売チャネル)でどんなものが売れるのかを知っています。
培ってきた経験とネットワークを駆使し、売りたい製品を売れる確率の高い売り場へつなぎます。
単品では売りにくい商品を関連品や組み合わせによるギフトセット、アソートセットなどで付加価値を引き出し高額販売商品として企画。逆に、セットを解体して単品販売することもあります。
スーパー、百貨店、通販サイトなど各チャネルに適したプランを提案します。
島一はいつも「先駆け」でした。
かつては木箱売り(18㎏・50g360束)だった小豆島のそうめん。売り場に持ち込み「何束いりますか」とバラ売りする時代もありました。木箱より小ロットで、自家ブランド品としてオリジナルの「箱」にいれると「ギフト」にできると発想。そうめんの箱入りギフト販売が始まりました。
さらに消費者の声でつゆ、薬味をセットしたもの、小豆島のほかの食品を詰め合わせたセット、うどんをセットにしたものなど、今では当たり前となりましたが、多彩なギフト販売を先駆けて成功させています。
当時、小豆島の醤油は1年半醸造でした。ある醤油屋さんの販売が伸びず、樽に醸造して3年になる醤油が残っていました。試しに搾ることを勧めたところ、これまでにないまろやかな味わいの醤油になっていました。旅番組で熟成醤油があると紹介され、テレビ通販を通じて爆発的に売れ、その後、3年醸造、2年醸造という「付加価値商品」の先駆けとなりました。
県外中堅スーパーのギフト販売用に小豆島の商品でアソートセットをつくり販売していました。販売シーズンが終わると売れ残り、返品。そのセットをほどき、販売店でセール販売したところ、大ヒット。「解体セール」の先駆けとなりました。自家用に購入した生活者(消費者)から、「美味しかった。あの時の商品はないの?」との問い合わせ急増。パッケージ販売をすると大手製品より販売数が上回る結果に。試験販売の役割も果たし、販売促進につながりました。